お題。
誰かひとり監禁してみよう。
1 亀の場合
「仮に閉じ込められるとして、トイレとか大変だよね」
「善処するよ」
「善処?! 普通行かせるモンじゃないの?!」
「最初から普通の環境を与えるものじゃないよ、快適さを少しずつ与えることを引き替えにして、従順さを手に入れるわけだから」
「なんか、すごく当たり前な感じですね」
「基本だよ」
2 手芸部の場合
「逃げられないようにするには、簡単な方法があるね」
「どんな破壊力の技が…裏龍って…」
「ああ、流派のじゃないよ、もっと簡単なんだ」
「え、そうなの?」
「全裸」
「……はい?」
「服を取り上げられてしまうと、行動がすごく制限されるからね」
「え、でも女の子を全裸っていうのは」
「女性のつもりで話していたの? ふうん」
「え、そ、そうだね、女の子じゃまずいよね」
「とにかく、男も案外動けなくなるものだよ。あと、切り刻むとか、燃やしてしまうのもいいかな、心が折れる」
「…………その裁ちばさみ、良く切れそうだね」
「うん、ちゃんと手入れしてるからね」
3 陰陽師の場合
「なかなか面倒ですが、やり甲斐はありますね」
「そ、そう?」
「結界構築のための生け贄が…ふむ」
「へ?」
「いやいや。そうですね、貴方はいつの季節がお好きですか? たとえばマサキは春が好きなのですが」
「ああ! それで、あの「浜離宮」はいつも桜なのか!」
「そういうことでもありますね」
「そっか、俺は…どの季節も好きだなあ。暑いのも寒いのも」
「ほう」
「ほら、おいしいモノって季節感大事じゃないか」
「ああ、そちらですね」
「大事なことです。笑うな」
「失礼。では、こうしましょうか」
「はい」
「四季の良さを味わえる、適度な温度変化のある結界」
「おお、快適そう…って、なんか監禁の意味が…」
「逃げる気になれない、というのも一つの方策でしょう?」
「なるほど」
(……ご主人様、お気を確かに……)
4 生物教師の場合
「は?」
「ええと、ですから監禁というか、人を閉じ込める方法とか」
「犯罪だな」
「……ですよね」
「昔なら座敷牢ってのがあったが、そうだな、石牢とか」
「本格的な」
「阿呆」
「はい、すいません」
「閉じこめるのは、色々リスクが高いからな。山ン中がいいんじゃないか」
(やる気無さげにタバコ)
「なんかもうほんとにすいません」
5 博打の場合
「ベッド」
「……えーと」
「色仕掛けでベッドにとどめておくっていうの、どうだ」
「あ、そうか、そうだね、なんか円満そうだ」
「……せんせい、そこで納得するな」
「ごめん」
「まあいいさ。しかし変なお題だな」
「そうだよね」
「今日は、何食べる?」
「うーん、昨日がカレーだからなあ」
「和食でいくか。魚とか」
「あ、塩焼き食べたい」
「よし……」
(以降、食材の話が延々と)
※アランとか、醍醐とか紫暮とか、大宇宙は想像できなかった。京一は洒落にならないし、劉はちゅうこく4千年な何かを出してきそうでパス。
別格で、菩薩と霧島。
贔屓すいません、すいません。
愛による監禁、とか考えてごめんなさい、がんばれ全員。